埼玉県さいたま市の郊外に建つ、夫婦2人住まいの戸建住宅。新築住宅には親世帯が暮らし、同敷地内の既存住宅には子世帯が暮らす。2世帯が庭を共有しながら暮らす”ひとつの敷地”を計画しました。ひとつの敷地に2棟建てるため、互いの”ほどよい距離感”を建物配置はもちろん、屋根形状や、窓の位置を配慮することで実現しました。クラシカルな既存住宅に対し、モダンな住空間を求められた新築住宅は、全長4mに及ぶキッチンや2つのダイニングテーブル、扉の引手、表札など、ご要望の実現のために室内に現れる多くのエレメントを含めて設計製作しました。
DATA
- 所在地
- 埼玉県さいたま市
- 完成
- 2016年
- 構造・用途
- 木造・戸建住宅
- 工事種別
- 新築
- 床面積
- 122㎡
- 設計・施工
- 古谷野工務店
- 共同設計
- 中島行雅、森田悠紀
- 受賞
- LIXILメンバーズコンテスト2016大賞
- 写真
- 西川公朗
- 掲載誌
- architecturephoto/心地よい暮らしの間取りとデザイン2017(エクスナレッジ) /建築知識 2019年12月号(エクスナレッジ)/住宅から店舗、オフィスまで建築ディテール大全(エクスナレッジ)