川口市に建つ戸建住宅。植木の街として知られるエリアに立地しており、周辺の家の庭先には多くの木々が植えられ、緑のある街並みを形成しています。計画は通りの向かいに面する邸宅の木々を借景としたLDKを2階に配置することで、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉など、移りゆく四季の変化を感じながら暮らすことができる空間を設えました。景色を切り取る横長の窓からは一日を通じて安定した北側の反射光を室内に取り込むことが可能です。将来的に一室を診療所として使用することも想定した計画で、門型のファサードとポーチの特徴的な形状が不特定多数の人を受け入れるためのアイコンとなります。
DATA
- 所在地
- 埼玉県川口市
- 完成
- 2021年
- 構造・用途
- 木造・戸建住宅
- 工事種別
- 新築
- 床面積
- 96㎡
- 設計・施工
- 古谷野工務店
- 写真
- 西川公朗
- 掲載誌
- 建築知識ビルダーズ49(エクスナレッジ)/建築知識 2022年1月号(エクスナレッジ)